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【美容師人生 第四幕②】

【美容師人生 第四幕②】

2026/01/20

【美容師人生 第四幕②】
恩師との再会、理想の職場を手に入れた。
それは、「終わりの始まり」だった。

🌿44歳ママ美容師MEGの美容ヒストリー🌿

後輩の練習に付き合って夜遅くなることもない。
仕事が終われば、自分の時間のためにサクッと帰れる。
一人のお客様に、最初から最後までじっくりと向き合える。

大手での慌ただしさから解放され、私は求めていた「理想の働き方」をついに手に入れた。
これで、自分の人生も美容師としての誇りも、もっと輝き出す。
本気でそう思っていた。

しかし、現実はそう甘くなかった。
理想の箱(環境)は手に入れたけれど、肝心の中身――「職人としての魂」が、悲鳴を上げ始めた。

オーナーとは、やりたいスタイルも、使いたい薬剤も、ヘアケアの考え方までなにもかもが違っていた。

私は「自宅でも再現しやすいスタイル」を心がけ、ダメージのないヘアケアを提案してきた。
対してオーナーは、「都心に行かなくても派手髪ができる店」を目指していた。
派手な色を作るためなら、ダメージケアなんて言ってられない、という考えだった。

こだわりたい部分が、まるで違う。

そして、価値観の違いに目を瞑ることができなくなった出来事がある。
「メグにもし子供が産まれたら、1ヶ月半くらいで復帰するんでしょ。あの有名人みたいでカッコいいじゃん」
冗談だったのかもしれない。
でも、私のライフプランや意志なんてお構いなしに、「彼が思うカッコいい像」を勝手に押し付けられたことに、返す言葉がなかった。

私には当時、子育てに対する理想があった。
3歳までは保育園に入れず自分で育てたかった。だからこそ、結婚を先延ばしにしてまでこの移籍には自分の人生をかけていた。

オーナーにとっては、ふと出た一言。
騒ぎ立てるほどのことではないかもしれない。
けれど私にとっては、それは「静かな絶望」の始まりだった。

なぜ、移籍する前にそんな大切な事に気づけなかったのか。
それは、アシスタント時代に私を肯定して育ててくれた恩師を、誰よりも信頼していたから。

「この人となら大丈夫。話さなくても分かってくれている」

そんな盲目的な信頼が、最大の盲点だった。
離れていた数年間、私たちはそれぞれの戦場で、それぞれの道を歩んでいた。

同じ箱に入って隣でハサミを握るまで、お互いがあの頃とは
「別の生き物」
になっていたことに、二人とも気づかなかったのだ。

ここで初めて、前の会社の自由さと、恵まれていた環境に気がついた。
数字の管理も発注も、使う薬剤の選定も全て各店舗に任されていた。

当時は雇われの身でなぜそこまでの業務をこなさないといけないんだ!
と不満があったけれど、そこには「自分の意志」で仕事ができる「自由」があった。

ここはふたりきりのお店。
現代のようにフリーランスという選択が当たり前ではなかった時代。
当時はまだまだ、雇われている者はオーナーの意向に従うしかなかった。

私は、やりたい仕事ではなかったはずの美容師という仕事に、いつの間にか「譲れない軸」を持ってしまっていた。

軸のズレた職人2人が、広くはないお店で毎日顔を合わせる。
それは、まるで個人商店が狭い敷地で互いの領域を競い合っているようなもの。
かつて、一番何でも言い合えたはずの人が、何も言い合えない存在になっていく。
言葉を交わす回数は減り、ただ静寂と沈黙だけが増えていった。

次回
『後戻りもできない、閉鎖感の中
現状打破の為に私が取った行動とは』

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